音楽やってる人とやってない人が好きな音楽の違いに気付いちゃったよ
どうも!!!
すっかり放置していた趣味ブログの管理人です。
音楽をやっている人とやっていない人の好きな音楽の違い。
それはなにか?
筆者にはずっと疑問に思っていたことがある。
音楽をやり始め、洋楽を聴き始めた頃からなのだが邦楽はなんでこんな全然良くない音楽が売れていたりするのか?
しかもけっこう多い。
しかしそれもよく考えてみれば当然のことだった
音楽をやっている人間の盲点があったのだ
まずは筆者の簡単な昔話をお聞きください。
中学生くらいで音楽を聴き始め、中学の終わりからギターをちょっと弾いてそれから少ししてドラムをやり始めた。
それから少ししてからバンド活動を始める。
もちろん最初は邦楽しか聴いていなかったし、ヒット曲ばかりを聴いていた。
それでも純粋無垢な少年にはとにかく刺激的ですぐに音楽にどっぷりとハマっていくことになる。
学校から帰宅してしばらくして家族がいる居間でテレビの音楽番組が始まる。
そして好きなアーティストが歌い始めたらテレビのスピーカーから直接カセットテープに録音してウォークマンで聴くという今では考えられない超絶アナログなことをしていた(世代バレるやんけ)
司会の人の声や客の笑い声なんかも一緒に入っちゃったりして
んで親に「これから録音するから静かにしてて!」みたいなこと言って静かにしてもらったり。
音が全部入っちゃうから。
デジタル世代の人はなに言っているか分からないと思うが当時は録音する媒体がカセットテープというものしかなくて、その録音方法がボイスレコーダーみたいに音を直接録音するものなので喋っている音や生活音などの音も全部入ってしまうのだ
必殺録音ボタン二つ同時押し!!!
なんだか非常に懐かしい
アナログで不便だったからこそ良い思い出になっていたりするので不便なのも悪いものではない
最初は邦楽だけを聴いていたもののしばらくすると洋楽にも興味が湧き聴くようになる。
最初はまわりに洋楽を聴いている友人は思い出す限りではおらず、知識もないためどのバンドを聴けばいいかも全然分からずにとりあえずゲームなども置いてある中古リサイクルショップに行って、かっこいいジャケットのCDアルバムを直感で買うという暴挙に出る。
あの頃は金もないのによくそんな冒険したなと思う
しかしこれが運命の出会いになるのだから人生は分からないものだ
通称「ジャケ買い」である
これはいまでもたまにやるがガチャみたいな感覚で面白いし良い音楽にも出会えるのでオススメの方法
ちなみに「ジャケ買い」したアルバムはこちら
Guns N' Roses/ガンズアンドローゼズ
Appetite for Destruction/アペタイトフォーディストラクション
初めて聴いた時は正直いってそんなにピンとこなかったが何回も聴きこんでいくうちにドツボにハマっていくことになる一枚
音楽とは切っても切り離せない音楽人生の始まりでもある
いまでは音楽の趣味も多種多様で筆者くらい幅広い人はあまり居ないのでは?というレベルの雑食でなんでも聴く人間であるがいまだに聴いている一枚というのも今考えると感慨深い。
そしてここが音楽にどっぷりハマる人間とそうでない人間の分岐点なのかなと思ったりもする
ピンとこなくても、もう一回聴くという謎の感じ。
そして他の洋楽も色々と聴いていくと段々と邦楽との音の違いに気付いてくことになる。
あれ?なんか邦楽って「一部を除いて」みんな同じような感じの音だし薄っぺらいしなんかつまんなくね?と。
まずは音源のそもそもの音質、音圧の違い。そして演奏のノリの違い。
これはもうはっきり言ってしまうが明らかに違う。
サッカーでの日本と強豪国の違いに非常に似ている
一昔前はそもそもの技術にあきらかに差があったが、最近は差が縮まってきている。
それでもまだ、トップレベルの強豪国と対等に戦えるレベルかというと疑問が残るだろう
音楽における邦楽と、洋楽にも同じことが言える
けして、作曲センスやメロディーセンスなどが劣っているとは思わない
筆者が劣っていると思うのは主に「音」だ。
音に対する姿勢がまず違うと思う
日本の場合、トップレベルに有名なアーティストでも音がショボい場合が多々ある
洋楽にはまずそれがない
それどころか、無名なアーティストでも骨太な音を出しているのをよく聴く。
サッカーと同じく、そもそも歴史からして違うというのがよく分かる部分だ
ニューヨークでは、電車の中で一人が歌い出すと段々と電車内の人々が歌い出し、しまいには大合唱になってしまうということもある
日本でいきなり歌い出したらどんなことになるか、考えなくても想像できる。
さらに音に関して具体的なことをいえば日本の場合、無駄に分かりやすく盛り上げたり、無駄にポップにするための安っぽいシンセの音やキーボードの音を入れてみたり、ホーンを入れてみたり。
こうすれば日本の客層に合っていて売れるかな?といった意図が透けてみえてくる音が多い。
邦楽にはあまりにもこれが多すぎるせいでこういった類いの音楽を聴くと嫌な気持ちになってしまう耳になってしまった
客層に合わせて歌詞や曲を作る
それはビジネス的にいえば合っているのだろうが、そんな客に媚びて金を稼ぎたいなら、わざわざそんなことをするくらいなら別に音楽をやる必要はない
もっと簡単に稼げることが他にあるはずだ
毒にも薬にもならない歌詞や音。なんにも心に響かない
そんな音楽になんの意味があるのか
まあこれには好き嫌いもある。
日本人に多く受け入れられているのがそういった曲調が多いことから、筆者は少数派なのだということだけは分かる
あとは歌を際立たせるためだけに存在する無個性のつまらないフレーズや演奏
本当に多い。こんななら演奏するのは誰でもいいだろと。
歌を大事にするのはもちろんいい。
だがただ無難に演奏するだけなの?
一少年は気づいてしまった。
全体的な割合で言うと邦楽は確実に洋楽に劣るということに。
そうなると当然洋楽ばかりを聴くようになり一部の邦楽しか聴けないような耳になる
いままで良い肉を食べたことがなくて知らなかったが、良い肉の味を知ってしまって以降いままで食べていた肉が実は中身がパサパサでまずい肉だったということに気付いてしまったのだ。
良い肉は食べ続けると飽きるから良い例えとはいえないが。
そしてそんくらいから
「こんなバンド聴いているオレかっこいい~!!!」という思考と「聴く耳をもっているオレ凄くね!?」という音楽通ぶった厨二病的思考が始まることになる
そしてそれは現在進行形である。
なんで世の中の人はそんな曲が好きなの?とずっと思っていた。
ポップなだけで音が薄っぺらいじゃんとか。
歌詞もあまりにも陳腐で使い古されたフレーズのものばかり。
もちろん全ての曲を言っているわけではないというのはしっかりと言っておく。
邦楽にも良いアーティストや良い曲はたくさんあるのは間違いない
だが邦楽には前述したようなアーティストや曲が多い。あまりにも多すぎる。
それはなぜなのか。
ずっと考えていた。
オレのセンスや感覚がおかしいだけなのか?と考えたこともある。
しかし、超売れている筆者が大好きなアーティストやセンスがあるな~と感じるアーティストがフェイバリットとしてあげる好きなバンドなどはやっぱりオレも好きなバンドだったりすることがほとんど。
つまりただ単に感覚がおかしいだけということはなさそうだ。
いや、ということはある意味おかしいのか?まあそれはここではいいや
しかしそんなのは考えてみれば当たり前なのだ。
ここでやっとタイトルの本題に入る。
楽器をやったことがない人にとって、洋楽をあんま深く多く聴いたことがないライトに音楽と付き合う層にとっては微妙な違いのバックの音の質やノリなど気にしていないし分からない
そんなのよりも耳に入ってきたものをパッと聴いて歌詞が良い、声が良い、なんか雰囲気が好きみたいな感じで判断していると思う
ある意味音楽をやっていない人のほうが正直だ
聴きやすく、分かりやすいほうが耳に馴染みやすい
難解なものは1〜2回聴いたくらいでは分からない
でもそれが普通だ
これは音楽に限ったことではなく、漫画でも本でも映画でも絵でも同じだ
音楽をたくさん聴いていれば耳が慣れてきて、馴染んで、そこで良さがやっと分かってくる曲がたくさんある
そもそも筆者だって前はそんな音の違いなど分かっていなかったのをすっかり忘れていたのだ
初心を忘れるとはこのことだろうか
洋楽なんかは歌詞の意味が分からないのだからとっつきにくいのも当然だろう
確かに今思い返してみれば音楽を聴き始めの頃は洋楽を聴いてもいまいちピンとこなかった。
B'zをよく聴いていたのは覚えているが個人的な感覚で言うなら邦楽っぽい音と洋楽っぽい音の中間みたいな音が丁度良かったのかもしれない。
そして洋楽は英語も分からないしなんかよく分からないけどそれでも、もう一回聴きたくなる感じがあった。
それで繰り返し聴いているうちにどっぷり洋楽にハマったというプロセスを踏んでいる
そこからは当然歌詞は分からないのでメロディーラインや声、特にバックの音に注目して聴いていたと思う。
バンドマン、そしてドラマーだからだ。
ドラムや楽器のことはよく知っているし。
最初は聴いても理解できないというのもたくさんあった。
でも徐々に耳が慣れていき、徐々に幅が広がっていく
こういう流れだった
そしてこれが非常に楽しい
一つ例をあげよう
例えばハイスタなどがブームになってメロコアを聴き始めたころに、他のジャンルのものも聴いてみようと思い、スカのkemuriを聴いてみたが、最初は管楽器とか、「騒ごうぜ!」みたいなポジティブな雰囲気が苦手で耳が受けつけなかった。
詳しい経緯は忘れたがそれでも聴き続けていると次第に耳が慣れていき、あんなに苦手だった管楽器も好きになり、曲もただ単にポジティブなだけではなく、深みがあることが分かるとめちゃくちゃハマるということがあった
そんなkemuriは今でも好きだ
この馴染むまでに時間がかかるというのが、
洋楽を聴かなかったり、ジャンルが偏る人が多い理由の一つなんじゃないだろうか
あと周りに聴く人がいないということも
そしてライトな層が理解しづらい筆頭のジャンルとしては、まず重い音がたっぷりのハードロックやヘヴィメタルだろう。
日本にはそういったバンドはヒットチャートにほぼいないことからも分かる。
商業的にも成功していて今パッと思い付くのはホルモンくらいだろう。
アメリカやイギリスなどにはたくさん有名なハードロック、メタルバンドが居て国民的人気を得ている。
筆者が大好きなハードロックのレッドツェッペリンというもう解散してしまったバンドが居るのだが、このバンドが海外ではトップレベルの人気を誇る伝説のバンドという事実こそが音楽という文化の根づきかたの差が現れている気がする
ビートルズはパッと聴いて良い曲だし、分かりやすいが、レッドツェッペリンは少々難解だ
このバンドを聴いて「良い」と思わないのは好き嫌いがあると思うのでそれは分かる。
好みは人それぞれだ
だが、レッドツェッペリンがバンドとして出す音の「凄さ」が分からない場合はまだバンドの音に慣れていないと思う
バンドとして「最高の音」を出すべく、追求して目指す道の正解は一つではないし、たくさんの答えがあるだろう。
そんな数ある選択肢のなかの一つの「バンドとして目指すべき究極の音」を出すといっても過言ではないからだ
このバンドを聴き、出す音の凄さに気付き始めた頃には沼にハマって抜け出せなくなるかも?
是非何度も聴いてみて自分の耳で確かめてみてもらいたい
そして次は筆者が大好きなアーティスト故hide(Xジャパン)はもちろん日本でも大人気だったのだが、その彼が組んだヘヴィメタル?バンドZirchiはファンにも理解できないといった声が多い。
こんなカッコいい音を日本人が出しているということを誇るべきなのに!!!
もどかしい!!!
hideの曲とこのバンドの曲は今でも聴く。
もちろん好みの違いというのがあるのは分かる。
それは当然。それは全然良い。
でも耳が慣れてないしよく分からないという人もけっこう居るんじゃないかな~と感じる。
それがもどかしく感じるのだ
勘違いしてほしくはないがけして洋楽だけが至高というそういう話ではない。
もちろん邦楽にも良いバンドやアーティストはたくさん居るしよく聴く。
だが洋楽よりも聴くのが一部のアーティストになってしまうのもまた事実。
「音楽」というよりも「歌」というイメージでバックの音がスカスカなものが多い。
そして、より「ポップ」に「分かりやすく」する。
それはなぜか?
そうしないと「売れないから」わざと
「分かりやすく」しているアーティストがたくさん居る。
音楽好きなら聴けば分かる
あの天才的なメロディーラインのセンスの曲を作るバンドがあの無駄にポップなダサいバックの音が最高と思っているわけがないんだ。
日本の客層に合わせて音作りをしている。
「売れるために」
ここはあえて煽る。
本当にこのままでいいのか?
全体的な耳レベルが日本は低い。
そしてそれは本人達は気付いていない。
これが一番の問題点だと思う。
昔から何度も何度も目に耳にしてきたメディアやレコード会社のゴリ押しで売れた中身のないくそバンドやくそアーティスト。
当然ながら中身がないのですぐ飽きて忘れ去られていく
その残酷で無慈悲な繰り返し
身に覚えがあるのでは?
この悪習慣も日本の音楽業界が良くならない原因の一つだと思う
このサイクルが死ぬほど嫌いだ
そしてこれは音楽に限ったことではない。
メディアの都合の良い嘘に踊らされている人が多いこと
まあこれは音楽ブログなのでこれ以上の話はよそう
高級レストランに来て見た目だけは豪華で店の雰囲気にのまれて気付かずに実は中身がスカスカなマズイ肉ばかり食べているのに気づかない。
なので飽きるのも早い。
つまり音楽を存分に楽しめていない可能性が高い
このままでは音楽業界が先細っていくばかりなのでは?
本当は良いと思ってないものをまわりが良いと言うから聴くがすぐに飽きる。
いつまでも飽きない音楽が「売れない」
アーティストたちも食べていかなきゃならない
売れるための音楽をやるしかなくなる
これはあまりにもったいなくないか?
良い音楽は一生楽しめる。
現に何年もずっと聴き続けているアーティストやアルバムというのも何組も居るし何枚もある。
そういうアーティストやアルバムに私達が出会ったなかにどれくらいあるか?
プレイヤーを取り出して耳にイヤフォンをして聴くだけで何回、何十回、いや何百回感動させてくれるのかって話しです
そんな魔法のような本物の自分に合った音楽
なぜわざわざこんな記事を書くのか?
音楽の趣味は個人の自由なんだからほっといてくれ!
というのもよく分かる
実際にその通りだと思う
だけど、それでも、余計なお世話だろうとも言いたかったことがあった
それは筆者が本当に音楽が好きで心震わせる素晴らしい音楽にもっと出会ってほしいということ
筆者はそういった音楽に幾度となく励まされ、助けられ、時には背中を押されてきました
聴く耳をもつことでもっともっと感動する音に出会える可能性が上がる
たったの一人でもこのブログをみてたったの一つでも良い音楽に出会えるきっかけになったならそれだけで意味がありますしそんなに嬉しいことはありません
聴かず嫌いなどせずにそういったアーティスト、バンドに是非たくさん出会ってもらいたいという気持ちでいっぱいなんです
豊かなはずの先進国日本は実は心はストレスだらけで病む人が多い、そして自殺者も多いという闇の深い国
ふと出会った一曲に人生を救われるということもある
良い音楽は人生を彩り、豊かにしてくれるのはまず間違いない
このブログでは自分自身が「良いと思ったものだけを」 不定期で発信していくのでブックマークしといてねっ!!!