漫画や映画はすぐ飽きるのに音楽はなぜ飽きないのか?
はいどうも!!!
音楽と漫画と映画が好きな筆者です。
ふと思ったこと、映画や漫画は繰り返しみることはあまりないが、音楽って同じ曲を繰り返しリピートするのが普通だよな~と。
つまりは映画や漫画は飽きやすいが音楽は飽きにくい
それはなぜなのか?
気になったので考えてみた
筆者はどんなに良い映画や良い漫画でも繰り返し繰り返し何十回も鑑賞はほとんどしない
観ても2~3回だ
みなさんはどうだろうか?
筆者が短い期間で繰り返し観た漫画というと最近はハンターハンターくらいか。
情報量が多いため何回も繰り返し読みたくなる
期間を空けて繰り返し読む漫画というのはあるにはある
(ドラゴンボールやキャプテン翼(筆者はサッカー少年だった)単行本を持っていたエンジェル伝説など)
それでも数十回も繰り返し読むまではいかないだろう。
映画だとテレビで忘れた頃にやるジブリ映画は何回も観たがそれでも数回程度だ。
耳をすませばは最高の名作!!!
同じものを何十回も繰り返し観るというのは基本的に稀
それに対して音楽は良い曲は何十回も繰り返し聴くというのが普通ではないだろうか
アーティストもライブでは代表曲を何十回、いや何百回、下手したら何千回演奏したというアーティストも居るかもしれない
それでも良い曲は毎回毎回テンションがあがるし何十回でも聴きたい
もちろん音楽の中でも飽きる曲飽きない曲は間違いなくあるが映画や漫画と比べると聴く回数は多いはず
この違いは一体なんなのか?
考えてみた。
1 作品の時間の長さの違い
一般的な長さ
- 漫画1冊読む時間→30分~1時間程度
- 映画→1時間分~2時間30分程度
- 音楽→2分~5分程度
まず一番長いのは映画。
この記事を書くにあたって軽く調べてみたら一番長い作品になるとなんと5220分。
その映画のタイトルは「The Cure for Insomnia」
「史上最も長い映画」としてギネス記録にもなっている
日数にするとなんと3日と約半日。
さらには2020年に全編公開予定の映画「Ambiancé」はなんと720時間!!!(30日)
誰がどうやって観るんだろ。
次に漫画。
今回は時間の長さなので読むスピードは人によって違うがおおよそ数十分~1時間くらいだろう。
漫画も気になって調べてみたのだが軽くググったところ漫画のページ数が特に多い漫画などは出てこなかった。
漫画の場合1巻に収まりきらない場合は2巻を出すので無駄に多いページ数のものはあまりないのかもしれない
もっと詳しく調べればあるのかもしれないが。
そして音楽。
またもやなんか気になったので調べてみたところ世の中には色んな人達が居るもんだ
世界一短い曲がありました
それはこちら↓
イギリス出身のへヴィメタルバンド
Napalm Death/You Suffer
演奏時間はなんと一秒笑
なんかウケる笑
もちろんそうなってくると世界一長い曲も気になったので調べてみた。
それはこちら↓
アメリカの作曲家
ジョン・ケージ /Organ2/ASLSP
あれ?長くなくね?と思いました?
これは約20分におさめただけで実際の演奏時間はなんと!!!
639年!!!笑
有名な作曲家なのかもしれませんがふざけんなよ笑
ドイツのハルバーシュタットの廃教会で2001年9月5日から演奏が開始されており、2640年まで永遠と弾き続ける予定らしい。
なんだそりゃ!?
この曲なんと始まってから1年半は無音。
世の中には色んなことする人が居るもんだ
面白い。
色々インパクトが強すぎて本題を忘れてしまいそうになるがやはり時間が長いと繰り返し作品に触れるのはなかなかしなくなるのかも。
映画を観始めるのはちょっとした心構えが必要というか、
「さあ今から映画鑑賞するぞ!」といったイメージ。
漫画は映画よりも気楽に触れるイメージ。
音楽は漫画よりもっと気楽なイメージ。
ユーチューブ動画を見る際も動画時間が長いとなんか見る気がしなくなったり。
やはり長いほうが体力が必要になるので繰り返し作品に触れるのはより体力を消耗するといった感じか。
2 それだけに集中するかどうか
筆者は映画をなにかの作業と同時に観るというのはあんまりない。
観たい映画なら集中して観る人がほとんどなはず。
そもそも物理的に同時になにかをするのは難しい
そんなことをしたらなにも頭に入ってこない
同時になにかやるとしたら一回は観たことある映画を流し見するくらいか。
漫画も同様に読みながらなにかをするというのはあまりない。
面白い漫画を読んだ時はその感想などを書いたりすることはある。
音楽は逆になにかをしながら聴くというのがほとんど。
使うのは耳だけなので他に作業が同時にできる
例えばこのブログも音楽を聴きながら書いている
通勤中や散歩に行く時も音楽を聴いている
つまりはどういうことか、
それだけに集中する時間が少ないことで作品から受け取る情報量が少ないから何回も繰り返し聴けるということなのかもしれない。
その理論だとライブはどうだ?となりそうだが、ライブこそ同じものは二度とない生もの。
同じ曲で音源と同じように演奏しても全く同じにはならない。
3 情報の受けとりかたの違い
例えばすでに犯人が分かっている推理映画や漫画を観たいと思うだろうか?
犯人が既に分かっている推理映画などは欲しい情報のほとんどを受け取ったも同然なのでもう一回観る気がおきない
本当に細部までこだわってよくできているものは違った視点で楽しむというのもあるが、まあだいたいは一回観れば充分だ。
SF、アクション映画などは推理映画よりかは繰り返し観たくなるだろう。
まだ足りない情報があるから。
漫画は最近なら冒頭にも挙げたが、ハンターハンター。
特に最近の話は文字量が多く漫画と小説の間のような新しい作品のように感じる。
なので情報量が多く一度では全ての情報を受け取り切れないためにもう一回、違った視点で見るためにもう一回と読む。
音楽のなかにも飽きる音楽と飽きない音楽というのもあるが、これはおぼろげながら自分のなかにいくつか答えがあるので何個か挙げる
まず
分かりやすい音楽はすぐにハマるが飽きやすい
分かりにくい音楽はハマりにくいがハマれば飽きにくい
分かりやすいと情報をすぐに理解してしまい飽きる。
分かりにくいものは情報が少しずつ受け取られるので最初あれ?と思っても聴いていくうちに馴染んできてハマるとなかなか飽きない
次にかなり重要なポイントだと思っているのは楽器隊の演奏の心地よさだ。
グルーヴが良いとかよく聴くと思うが、人間が組むバンドではただ正確に無難に演奏するよりもわざとちょっとハズしてみたりしたほうが良かったりすることが多い。
これは普通に聴いていても分からないレベルの差なのだが、それこそが飽きない良い音源に最も重要だという音楽の面白さがある。
実際に長く聴いているバンドの曲ではまず間違いなく良い音で良い演奏である。
ここでいう良い音とは単にクリアーで綺麗な音という意味ではなく、良い演奏というのも単に正確で無難な演奏という意味ではない。
他にも要因は色々あるがそれだけで一記事書けそうなのでこんくらいにしときます
まとめ
映画は目で見て耳で聴いて五感で感じてと情報量が多い。
それを一気に受け取る。
そして作品の時間も長いのでもう一回観るには腰が重くなりがち。
同時に他のこともなかなかできない
漫画も映画よりは情報量は少ないが絵を見て文字を見てとなかなかの情報量。
映画の次に飽きやすい可能性がある
そして音楽は基本的に耳からの情報だけ。
なにかをしながら聴くことが多く受け取る情報も少ないため繰り返し聴けるという可能性が高い
映画、漫画、音楽と区切って考えても
「飽きやすいもの」「飽きにくいもの」
というのはある。
基本的には良いものであるほど飽きにくい
当たり前だがだったら良い作品に触れたほうが満足度も高いし長く楽しめる
良い作品に多く出会えるような選びかたをしたいもんです。