音楽と漫画と私

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日本で一番売れた曲=日本で最高の一曲?色々な視点から考えてみた

筆者には度々思うことがある

 

なぜ良い曲を作るわけでもない、歌がうまいわけでもない、歌が心に響くわけでもないアーティストや曲が売れるのか。

 

そこには芸術と大衆という大きな大きな壁が存在する

 

結論から言おう。「音楽で食べていく、売れる」ということは「良い曲」を作るということではないということ。

 

矛盾するようだが事実である

 

仮に「世界最高の一曲」を思いついた作曲家が居るとしよう

しかしその翌日、不慮の事故で命を落とすことになった

世界最高の一曲は世に出ることはない

なぜなら彼の頭のなかにあるのだから

 

ごくごく当たり前のことだが、知らなければその曲を良いと思うこともない。

形にして出さなければ最高の一曲であっても最高の一曲という評価を得ることができない

 

では一番たくさんの人の「評価を得る」つまりそれの客観的なデータとして残る

「一番たくさん売れた曲」が

「一番最高の曲」なんだろうか?

 

これを確かめるべく、実際にどの曲が一番売れたのか?を調べてみた

参考サイト 洋楽情報サイト〜MUSIC BOx〜

http://the-musicbox.net/best_selling_singles_in_japan.html

日本国内で最も売れたシングル

1位 およげたいやきくん/子門真人

457万枚

2位 おんなのみち/宮史郎とぴんからトリオ

325万枚

3位 TSUNAMI/サザンオールスターズ

293万枚

 

参考までに

世界で最も売れたシングル

1位 white Christmas /Bing Crosby

5000万枚

2位 Candle in the wind/Elton jon

3300万枚

3位 Silent Night/Bing Crosby

3000万枚

 

日本国内で最も売れたシングルはおよげたいやきくんである。

もう一度言おう

「およげたいやきくん」である。

 

そもそも「最高の一曲」とはなにか?

その判断基準が非常に難しいのだが、最も売れた客が一番良い曲であるなら日本国内で一番良い曲はおよげたいやきくんということになる。

 

そして2位がおんなのみちである。ぴんからトリオ?ランキングで唯一知らんグループだ。

どれどれ写真を見てみよう


f:id:sundubun:20190916214324j:image

 

 

誰だ!!!このジジイは!!!

女のみち???どうせ演歌的な曲調でよくありがちな感じなんだろ!?分かるぞ!!!

 

ま、まあ一旦落ち着こう。見た目で判断するのはよくない。

それはやってはいけないことだ

 

曲を聴いてみよう

 

 

 

 

 

 

やっぱり演歌じゃねーか!!!

よくありがちな曲だし!!!

 

まあ待て待て。そんだけ売れるのにはやはり理由がある。

TSUNAMIよりも上なんだからなにか売れた理由があるはずだ

 

とりあえず映像を見た印象として、こんな見た目をしてはいるが、歌はうまい。

 

そしてこういう絞り出すような歌唱法はあまり聴いたことがない。

 

映像を見ただけで判断できることは、歌詞とそしてこの絞り出すような歌いかたがマッチして、人の心を打ったのではないかと予想。

 

 

ん、なんかもう一つ違う映像があったので見てみるか

 

 

 

 

 

 

 

 

よく見るとモノマネじゃねーか!!!

くっそ似てるし!!!

なんか癖になるから3回みちゃったし!!!

 

 

そのせいで本家をちょっと好きになっちゃったじゃん

 

まあそれはいいとして、実際それだけでこの曲が(失礼)こんなに売れるわけがない。

 

そこで調べてみたところ

 

当時売れないお笑いグループだったぴんからトリオはコントを披露していたキャバレーに自主制作のCDを配っていたらしい。

 

歌詞などに共感してまずは水商売の女性たちの間で人気になった

そして、当時の超大人気番組だった「8時だョ!全員集合」で加藤茶がこの歌を歌いながら出てくるコントがあったらしい。

 

それが子供たちの間で人気になったみたいだ。

 

つまり、上から下までたくさんの層に支持されて売れたということになる

 

子供から火がつくという点が、およげたいやきくんと似ている。

 

まあやはりというかなんというか売れる曲にはそれ相応の理由があるようだ

 

 

そして3位がTSUNAMIである

良い曲だ。間違いない。

題名は忘れたが、当時の超人気番組で使われていた曲というのがかなり大きいだろう。

確か同じ番組で使われていた曲だったはずの「桜坂」が9位にランクインしていることからも分かる。

 

あくまでCDが売れていた時代だけの話なので正確な判断はできないが、少なくともCDが売れていた時代での最高の一曲は「およげたいやきくん」ということになる。

 

ではまず最高の一曲とはなにか?ということを考えてみよう

まず最高とは?

高さ、位置、程度が一番高いこと。

 

なるほど。高さ、位置は確かに最高だろう。なんといっても一位なのだから。

しかし、程度が最高か?

 

では程度とは?

物事の性質や価値を量的に考えたときの、その大きさ。ほど。
高低・強弱・多少・優劣などがどれほどかということ。

 

ふむ。これを客観的に決めるのは非常に難しく、主観的な判断がどうしても入ってしまうだろう。

特に判断が難しい優劣の部分にあてはまるだろうから。

 

なのでここはいったん、この曲の優劣の部分に絞っての判断を至極僭越ではあるが、筆者が判断したいと思う。

 

かなりの幅広いジャンルの音楽を聴いてきて、自身も実際にバンドで長い年数演奏してきている超音楽好きなので耳だけは肥えていると思う

 

曲の優劣の判断として売上は全く評価に関係せず、琴線に触れるかどうか、飽きずに長く聴けるのが良い曲だと思うので、そのあたりと、歌詞やメロディー、曲調の良さなどを個人的な主観で正直に判断する。

 

さらにマニアックな要素として、筆者が重要視している要素のバックの音の演奏の「ノリの良さ」も判断にいれる。これは長く聴けるかどうかに非常に大きく関わってくるからだ

 

1 長く聴けるか?

2 良いメロディーか?

3 良い歌詞か?

4 曲調は好きか?

5 琴線に触れるか?

6 演奏のノリはいいか?

 

1 長く聴けるかどうか。

曲が単調すぎて飽きるのでまず無理だろう

2 良いメロディーか?

これは判断が難しいが、聴きやすいメロディーではあると思う。

3 良い歌詞か?

この歌の最大の魅力は歌詞だと思う。歌いだしの「毎日毎日ぼくらは鉄板の〜」から始まる歌い出しはかなりインパクトがあり、共感を呼ぶ。

4 曲調や音はどうか?

哀愁が漂う歌詞に合った曲調は嫌いではないが、古さとダサさが若干気になる

5 琴線に触れるか?

歌詞に共感はするものの、琴線に触れるというほどではない

6 バックの音の演奏のノリは良いか?

普通。厳しくみるのであれば飽きる単調な演奏なのでやや悪い。

 

総合的にみて筆者が曲として良いかどうか考えてみた結果は5段階評価で1がクソ曲で5が最高の曲とした場合に「3」だ。

 

曲調や音は普通というかややダサい、歌詞は良いとは思うが、音に長く聴けるような奥深さがないことがマイナス評価で総合的にみて3だ。

 

クソ曲ではないが、別に最高の曲でもない。

これが筆者の評価だ。

まあまず間違いなく日常的に聴く曲の一曲には入らないだろう。

 

なんか国民的な曲に対して辛口な評価になったが、別に嫌いなわけではない

 

一番売れている=一番優れている、つまり一番良い曲かといったら違うといえるだろう

もっと良い曲はやまほどある

 

では最近の国内で売れたCDに絞ってみてみよう

2018年邦楽ヒット曲ランキング

参考サイト 年代流行

https://nendai-ryuukou.com/2018/song.html

 

曲名
歌手名
売上枚数

Teacher Teacher
AKB48
181.9万

センチメンタルトレイン
AKB48
147.1万

シンクロニシティ
乃木坂46
130.6万

ジコチューで行こう!
乃木坂46
128.1万

NO WAY MAN
AKB48
121.3万

ジャーバージャ
AKB48
117.2万

帰り道は遠回りしたくなる
乃木坂46
116.0万

ガラスを割れ!
欅坂46
102.1万

アンビバレント
欅坂46
97.0万

シンデレラガール
King&Prince
68.8万

 

 

これをみてどうだろうか?

良い曲だから売れたのか?この異常なランキングは誰がみてもおかしいと思うだろう

 

ブルーハーツ甲本ヒロトが言っていた名言がある

「売れているモノが良いモノなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ」

という言葉。

 

まさにこのことだ

 

これはある意味しかたないことといえる。

CDを買えば握手券がついてきて、自分の憧れのアイドルと握手できる。これ目当てに買う気持ちは非常によく分かる。

 

実際にAKBが全盛期の時にはこじはるが好きで握手会に行こうか迷ったことがあるくらいだ。実際には行ってないが。

 

そして、応援したい気持ちを否定したいわけでは全くないし、この商法自体を否定したいわけではない

 

ただただこの現状が悔しい。それだけだ。

 

つまりは音楽だけの魅力では生身のアイドルに会える魅力に勝てないということに他ならない。

 

可愛い女の子やイケメンな男子。確かに魅力的だ。

そしてアイドルの魅力は見た目だけではない

そんなことは分かっている。

頑張っている姿は魅力的だ。

 

だが、だとしても!!!

アイドルにも負けない数字を叩き出すアーティストが居てもいいんではないか?

 

このCD売上の数字が負けているからといって音楽で負けているということにならないことは百も二百も承知だ

 

売れているものだけが良いものじゃない。

 

そのことが伝えたくてこの記事を書いているようなものだ。

 

そして、CDが売れない理由もよく分かっている。AKBの手法はそこをうまくついたビジネス的にはうまい商法だとも思っている

 

確かに現状、凄い特典でもなければ、好きなアーティストの応援をしたい気持ちでもなければ、わざわざCDを買うメリットがない。

 

一枚のアルバムを買う以下の値段で、スマホ一台でいくらでもたくさんの音楽が聴き放題のストリーミングサービスがある

 

さらに音質も良い。ユーザー側のデメリットが一切ないといってもいい。

アーティスト側のデメリットならたくさんあるが。

 

それは毎日音楽を聴いているヘヴィーな音楽ユーザーの筆者が一番よく分かっていることだ。

 

これでCDが売れるほうがおかしい。

 

だが、だとしても!!!

常識を全てぶっ壊して覆すレベルの数字を叩き出すアーティストが居てほしい。

それが正直な気持ちだ。

音楽にはその力があると信じている

 

時代には逆らえない。それは間違いないだろう。

 

しかし音楽にとって厳しいそんな時代であるからこそ、こういう時にはそれを覆すような新しい変化がきっと起こる。

 

音楽の役目がこんなとこで終わりなはずはない

音楽は人々に必要だ

音楽の価値が下がっているわけじゃない

音楽の価値を正しく判断できていないだけだ

新しいテクノロジーに仕組みが追いついていない

 

自身も他力本願ではなくやれることをやる

 

CDはもう古いんではないか?今こそ新しいCDに変わるものが必要だ

 

そしてこれからは、AIが発達してAIに仕事を任せて人々が暇になると言われている

 

そんなときに必要なのは人々の生きる楽しみにもなる芸術、娯楽だ。

 

音楽などの芸術やエンタメはもっともっと必要になる

 

そして、そろそろ今までの鬱憤を晴らすかのような音楽のために生まれてきたような圧倒的なスターが出てきてもいいような気もする

 

どうしても今はどこか日本国民に媚びを売ったような感じ。

笑顔でポジティブに。

時代の流れに合わせて行儀よくする。

こういったアーティストばかりだ

 

時代の流れに逆らうのは難しいし、割に合わないのは分かる

今はちょっと枠に外れたことをやればすぐに叩かれてしまい潰されてしまう時代

これも人々の鬱憤が溜まっているせいなのだろうか。

先進国なはずの日本の人々は心に余裕がない

 

だが、本当に、本当にそんなものが見たいのか?

綺麗事を並べたてるだけの本心ではない歌詞に本当に勇気や希望をもらえるんだろうか?

自分のやりたいことをやるんではなく、行儀よく客に媚をうった音が本当に心の奥底に痛烈に響くのか?

 

少なくとも筆者は違う。

そんなものはずっと昔からうんざりだ

 

人々に本当の意味で希望や自由を与える

「音楽」の本当の力はそんなものではうまれない

 

筆者を助けてくれた、心の奥底を震わせる音楽はこんな自分にもいつでも優しく、時には後押しをしてくれて、こんなふざけた常識を力強い言葉や音で打ち破ってくれるような音楽だ

 

音楽離れという言葉があるが、今の音楽シーンならそりゃそうだろと思う

 

音楽を自分自身で探しまくる筆者みたいなヘヴィーユーザーであればやまほど良い曲はあるので音楽離れなど考えられない

ありえないことだ

 

しかし、ライトに音楽と付き合う層にとってはインターネットで流れてくる曲や友達から聞く曲などがすべてだ。

自然に耳に触れて、聴く曲が音楽のすべてになる

そのなかの範囲だけで良いものを聴く。

 

そうなると本当に良い曲に出会う前に聴くのをやめる

なぜなら、今の音楽シーンでは、自分で音楽を探さない限り、本当に自分に合った良い曲に出会える確率が、低いからだ

 

とはいっても悲観的に思うだけではない、前記事でも書いたが、イチ音楽ファンとしてこれからの音楽にはめちゃくちゃ期待している

 

こちらの記事も合わせてどうぞ

 

まあということで、いつものことながら熱くなって思いついたことを書きなぐったあげく、タイトルの主旨と多少外れるというありさまだが、あえて書き直しはしない

 

このブログもただの嘘の言葉や綺麗事だけでまとめた記事など書きたくもないし、やっている意味もないからだ

 

というとこで無理矢理まとめにはいるが、およげたいやきくんもAKBも好きだが、もっと音楽頑張ろうぜ!!!ということ。

 

売れている=良いモノってことには必ずしもならないということ

 

そして、書く予定ではなかったが、音楽の力は本当に凄いということ。

こんなストレス大国日本でも筆者は音楽の力によってかなりのストレスが軽減されている。

普段はイライラするということが基本的にない

し、精神的にも豊かだ。

小さなことのようだが、めちゃくちゃ重要だ

 

その他にも数えきれないくらいの恩恵を受けている

 

その魅力を知る機会になれば。

それだけだ。

 

なんかゴチャゴチャした感じなうえになにが言いたいのかフワッとしてしまったがまあいっか。今回はここらへんで!それでは!